人事異動に伴い、この春から社用車を使い始めるドライバーがいらっしゃると思います。その中には、社用車を引き継いで使用するドライバーもいらっしゃると思います。
 社用車を引き継ぐとき、車に取り付けているドライブレコーダーのことも忘れずに引き継ぎできていますでしょうか?

忘れちゃいけないドライブレコーダーの引き継ぎ

 社用車を引き継いだときに最初から取り付けられていたドライブレコーダーがあるとして、あなたならどうしますか?

 なんとなくそのままにしておく?
 ちゃんと動作しているか確認してみる?
 しっかり録画できているか映像を再生してみる?

 ドライバーの立場で考えてみると、業務との兼ね合いもあるためうっかり「そのままにしておく」というドライバーもきっと少なくないはずです。

 ですが、それでは万が一のときにドライブレコーダーが役に立たない恐れがあります。

ドライブレコーダーの引き継ぎ 第1条 「設置状態の確認」

 ドライブレコーダーは、通常フロントガラスに取付されることが多いです。
 弊社が提供しているテレマティクスサービス「Pdrive」のドライブレコーダー端末も、専用の両面テープでフロントガラスへ取付することが基本です。

 テープの粘着力は強力なため、多少触った程度では脱落しないようになっていますが、その粘着力も決して永遠のものではありません。

 取り付けられてから年数が経過したドライブレコーダーには脱落の危険性があります。

「脱落の危険性」は、こちらの記事でもご紹介しています。

 ですが、車両を引き継いだドライバーが、ドライブレコーダーの「取付年数」や「利用状況」を把握していることは稀でしょう。

 引き継いだドライブレコーダーは早めに設置状態を確認して、テープの貼り替えなどの再固定が必要か検討したほうが良いでしょう。

ドライブレコーダーの引き継ぎ 第2条 「端末動作の確認」

 ドライブレコーダーの固定に問題ないと確認ができたら、次は端末の動作確認をした方が良いでしょう。

 一例として、Pdriveのドライブレコーダー端末は、車両のエンジンがかかると、それに連動して端末の電源が自動で入るようになっています。

 もし仮に、エンジンをかけても端末の電源が入らない場合は要確認です。

 端末の電源が入らなければ、当然録画もできていない状態だからです。

 そのため、最低限「端末の電源が入るか」という点は確認しておいた方が良いでしょう。

 また、Pdriveならドライブレコーダーから送信された走行経路などのデータがクラウドへ保存されます。
 端末動作だけではなく、クラウド上のデータも確認できれば動作確認は一通り完了です。

Pdriveなら「日報」機能でデータ確認できます。

ドライブレコーダーの引き継ぎ 第3条 「SDカードの確認」

 最後に、SDカードへ録画が正常に保存できているか確認するべきでしょう。

「SDカードの仕組み」について必見!

 SDカードは消耗品であり、寿命があります。寿命を迎えたSDカードには、録画データを正常に保存できない場合があります。そのほかにも、SDカード自体に破損などの異常があってデータを保存できない場合もあります。

 しかしながら、SDカードを一見しても「データを正常に保存できる状態か」は中々判別できません。確認のためには「直近の録画データが再生できるか」実際に見てみるべきでしょう。

お早めにドライブレコーダーの引き継ぎを

 ドライブレコーダーの引き継ぎを疎かにしてしまうと、「運転中に端末が突然落ちてくる」「事故に遭った時の録画が撮れていない」といった危険があります。
 安全にドライブレコーダーをご使用いただくためにも、お早めにドライブレコーダーの引き継ぎを済ませることをオススメします。

 この春、ドライブレコーダーも万全の状態でスタートを切れるようにしましょう!