弊社ではドライブレコーダーを活用した「交通事故削減ソリューション Pdrive」というサービスを運営提供しておりますが、ご利用者様から「事故にあってしまった。」とのご連絡を毎月のように頂いております。これはユーザー様が加害者となったというケースよりも「被害者になってしまった」というお話が多いのですが、毎月のようにご連絡を頂くとまだまだドライブレコーダーを活用した安全運転指導が広まっていないからなのではないか。と思ってしまいます。

今回は、より良い安全運転指導をして頂く小さなきっかけにでもなればと思い、交通事故の発生原因として多いもの「BEST 5」をご紹介させて頂きます。
※集計する年によって順位に変動はあると思うので、ご参考にして頂ければと思います。

【交通事故発生原因 BEST 5】

第1位
「安全不確認」 (安全確認をおこたること)
 例:右左折時に十分な確認をせずに進んだ結果対向車と衝突 等
第2位 
「脇見運転」 (よそ見しながら運転すること)
 例:携帯電話の操作をしたり景色に見とれたりしながらする運転

第3位 
「動静不注視」 (危険性に気付きつつも軽視すること)
 例:後方の車が減速してくれると思い込んで車線変更したり
   相手が止まると思い込んで無理に右折するような運転のこと

第4位 
「漫然運転」 (緊張感がなかったり、考えごとしながらする運転のこと)
 例:運転操作に慣れたことによる緊張感の薄れ、考えごとしながらの運転のこと

第5位
「運転操作不適」 (誤った運転操作をすること)
 例:アクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込んだり、故意ではない操作ミス

皆さんいかがでしょうか。 「予想どおり」という方もいれば、「意外な結果」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


※ちなみに、第1位の「安全不確認」が全体の35%程度。第2位「脇見運転」が全体の16%程度で第1位と第2位の2つだけで50%以上を占めてい
ます。

インカメラの重要性

以前、「ドライブレコーダーに2カメラも必要なの?」という記事で書かせて頂いたのですが、弊社の2カメラ制のドライブレコーダーでは、「前方 + 車内(運転者や室内)」が撮影できます。

上記にてご案内した「交通事故発生原因 BEST5」の中で半分以上を占めている「安全不確認」「脇見運転」はインカメラ(車内を映すカメラ)で確認をすることができます。
事故は誰も起こそうとして起こしているわけではなく、ふとした瞬間に起きているものだと思うのですが、「安全不確認」「脇見運転」をせず、常に前を見て運転されている方は実は少ない。またはしているつもりの方が多いのではないかと考えております。

弊社の最新端末「TMX-DM03」ではDMS機能(ドライバーモニタリング)にて「脇見検知」を行うことができるので、ドライブレコーダー端末からドライバー様に「脇見」があったことをガイダンスと画面表示で自動通知することができます。

【TMX-DM03 脇見検知機能】

また弊社が運営提供する「Pdrive」では、危険運転(急ブレーキや急アクセル・急ハンドル)があった際に「クラウドへ動画が自動的に送信・保存」「管理者様へメール通知」されますが、ドライバー様ご自身にもメール通知を行うことで、振り返って改善しやすくすることができます。
『ご自身の動画を見ることで、「意外と○○だった」「安全確認したつもりだったが、○○に危険があったのは気付かなかった」という気付きがあって、安全運転に対する意識が向上してきた。』 というユーザー様からの嬉しいお声を頂いております。

【TMX-DM03 2カメラ映像】

事故を起こした時の責任や過失割合は?

業務のために日々運転される方も、事故を起こしてしまった場合は会社ではなくドライバー様が責任を負うことになります。そして、「前方不注意による事故の過失割合はどうなるのだろう」と思い、調べてみたところ、以下のように記載がございました。

前方不注意による事故の過失割合 「原則 100%」

※追突事故を車の前方不注意で起こした際の過失割合
※前方不注意で交通事故を起こした加害者は、運転免許の違反点数加算・罰金や懲役・被害の金銭賠償といった責任を負う

実際に「前方不注意」の事故であった場合は仕方ないのですが、『状況証拠から「前方不注意」として処理されてしまいそうな事故を起こしてしまったが本当は相手側の過失割合が高い事故だった』という場合、車内を撮るカメラが付いていれば証明をすることができますが、車内を撮るカメラが付いていなければ当然ながら証明することができない為に「泣き寝入りせざるを得ない」となってしまいます。

普段からご自身の癖や弱い面を把握していれば防げる事故やヒヤリハットもあると思いますので、「なかなか安全運転の意識が向上されない」「そもそもどのように安全運転指導をしたら良いのか分からない」という管理者の方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ頂ければと思います。